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WannaBe ノ ススメ

 WannaBe,それはMacintosh用のテキストのみを表示するブラウザ.肥大化する二大ブラウザに飽きたあなたに送る,超軽快なブラウザの紹介.

長所と短所

 WannaBeの長所はなんといってもその軽さ.画像やスクリプトを無視してテキストを表示するだけなので,table要素にもとらわれる事も無く読み込んだそばから表示される.そのため,テキストで埋められたsite(NewsSite系)を閲覧するには,これに勝るものはない.また最新バージョンでは,閲覧中のページをIEやicab等の他のブラウザに送るコマンドが加わり,更に利便性が高まった.

 機能を絞り込んでいるが故に,対応していない部分も多い.閲覧時に問題になるのは,1)対応している要素・属性が少ない,2)JavaScript,スタイルシート非対応,3)文字コードが“shift_jis”のページ以外は文字化けして読めない,など.特に3)はyahooやgoo等の代表的な検索エンジンの文字コードが“EUC”で有るため,他のブラウザに頼らざるを得ない.だがこのお陰で,無闇やたらに重い画像を表示する事も,余計な広告ウィンドウを開く事も,ましてやブラウザクラッシャー等にひっかかる事も全く無い.

対応・非対応要素

 テキスト関連の基本的な要素は表示が可能である.p要素による段落指定からbr要素による改行,pre要素による等幅指定もできる.また,h/b/i/em/strong/address/cite要素などは太字や斜体に修飾される.但しu要素には対応していない.
 リスト表示も可能であるが,ul/ol要素に関わらず黒丸リストで表示される.dl要素についてはdt/dd要素共にp要素と同じ扱いになる.
 勿論, a要素にも対応しており,青色下線で表示される.

 WannaBe はテキストブラウザであるため,見た目に関する要素及び属性はほとんど無視される.font要素やcolor属性,またcenter要素やalign属性,勘違いの代表blockquote要素,またCSSにも全く対応していない.加えて,tableには不完全対応で,列を揃えて表示することが出来ない.
 画像の表示もできない.画像の有るべき処に“<IMG>”と緑色下線で表示されるだけである.alt属性によって代替文字が指定されていれば“<IMG> 代替文字”,その画像にアンカーの指定がして有れば“<IMG:lnk>代替文字 ”と青色下線で表示され,リンク先に飛ぶことは出来る.しかし,イメージマップには対応していない.Java系のアプレットや動画も,もちろん表示不可.
 フレーム割り付けやフォームにも対応していない.form要素内のテキストは表示されるが,コントロール(ボタンやチェックボックス等)は表示されない.
 良く用いられる,meta要素によるrefresh(指定 URI への自動書き換え)にも非対応.

 このようにWannaBeは,極々,基本的なタグにしか対応していない.従ってtable要素を使ってレイアウトを整えたものはその意味を喪失し,JavaScriptをちりばめて作った気取ったページはキャンセルされる.

wannabe表示例(11k) iCabとの比較(15k)

Hidden Features

 Tipsってヤツ.その実,単なるWannaBeヘルプの日本語訳.

command-[period]
読込停止.アクセス中は,ウィンドウを閉じたり終了したりが出来ないので,結構お世話になる.
tab
URL入力欄にポインタを移動する.IEのように選択状態にはならない.
command-L
URL入力欄のテキストを選択状態にする.
return or enter
URL入力欄のアドレスにアクセスする.
command-clicking
リンク先を新しいウィンドウで開く.
shift-clicking
リンク先URL,或いは<IMG> で表される画像のURLをクリップボードにコピーする.
option-click
リンク先ファイル,或いは<IMG> で表される画像をダウンロードする.
command-left
「戻る」
command-right
「進む」
option-command-[left arrow]
最初まで「戻る」
option-command-[right arrow]
最後まで「進む」
インターネット設定(Internet Config)によってプロキシをサポートしています.

入手先

 以下のsiteからD/Lして下さい.

《次もある→》

exit
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